投資非課税制度として新たに「積立型NISA」という制度が生まれます。
<特徴>
・20年間配当と売却益が非課税(⇒税金分利回りアップ)
・上限は年40万円(⇒月3.3万円、20年で累計800万円)
・毎月少しずつ積み立てる投資信託が対象(⇒ドル・コスト平均法※により損しにくい)
・投資信託は毎月分配型でないもので、分散投資で運用しているもの(⇒長期投資に適している)
・平成30年からスタート
<注意点>
・現行のNISAとの選択適用
・損失は現行NISAと同様ないものとされる(⇒損益通算できない)
現行制度(年間120万円・5年)は口座が1030万を超え、ある程度普及したものの、半数は口座があるだけで投資がされていない状況です。
そこで敷居を下げてより安全により長期で投資しやすい環境を整えて初心者を呼び込もうというものです。
現行の制度との選択適用というのがネックですが、制度も通常、積立、ジュニアと複数あってややこしいので将来的な一本化も検討されています。
※ドル・コスト平均法
毎月一定額(例:1万円ずつ)を買うことで、単価が安い時に株数が多く、単価が高い時には株数が少なくなります。毎月一定数(例:100株ずつ)買う場合に比べて平均単価が下がるので比較的損しにくい投資方法です。