東京商工リサーチの調査によるとメインバンクのシェアに変動があり、りそながみずほを抜いて3位に上がったそうです。
りそなHDは、関西みらいとの連携や中小企業向けDX支援などで取引社数を増やしているようです。
1.ランキング(全国約155万社が対象)
<銀行グループ>
① 三菱UFJ(信託含む) ② 三井住友(信託含む) ③ りそな(りそな・関西みらい・埼玉りそな・みなと) ④ みずほ(信託含む) ⑤ ふくおか(福岡・十八親和・熊本) ⑥ めぶき(常陽・足利) ⑦ ほくほく(北陸・北海道)⑧ 北洋 ⑨ 千葉 ⑩ 九州(肥後・鹿児島)
<信用金庫>
① 京都中央 ② 大阪シティ ③ 多摩 ④ 尼崎 ⑤ 横浜
<信用組合>
① 茨城県 ② 広島市 ③ 新潟縣 ④ 山形県民 ⑤ 長野県
<近畿>
・滋賀:滋賀 ・京都:京都 ・大阪:三菱UFJ ・兵庫:三井住友 ・奈良:南都 ・和歌山:紀陽
2.メインバンクとは
・借入額が最も多い
・売上の入金先になっている
・支払が最も多い
・残高が最も多い
正式な定義はありませんが、上記の内容を考慮して、企業と銀行それぞれがメインバンクだと思っているかどうかで決まってきます。
3.メインバンクに期待すること
・融資に協力的
・経営相談に乗ってくれる
・有意義な情報提供や補助金等のサポート
・利便性が高い
業績好調の時は多くの銀行が寄ってきますが、困っている時に助けてくれるかどうか、きめ細かく対応してくれるかが重要になってきます。
なお、借入返済額を変更する際には、まずメインの方針が決まって他行は基本的にそれに合わせていくことになります。
起業する方から銀行はどこを使えばいいですか?と聞かれることがあります。
まずは場所が行きやすい、振込先としてつぶしが効くといった利便性で選んでもらって、借入を考える段階では地銀や信用金庫など地元で融資に積極的な金融機関をあたってもらうのがいいと思います。
メガバンクは利便性が高く、信用力もありますが、合理化を進めていることもあり、中小企業のメインバンクとしてはハードルが高いです。
会社の成長に伴ってメインバンクも変わっていきますが、信頼関係を築きながらその時々のニーズで付き合い方を決めていくことになります。