税金の変わり目は4月が多いのですが、今年は消費税増税とタイミングを合わせるものが多く、4月は少なめです。
自動車に関連する税金で4月から変わるものもあるので整理しておきます。
1.自動車税
<概要>
・年1回、4月時点の所有者にかかり、納期限は5/31
・年の途中の購入は登録月の翌月からの月割り。
・乗用車の場合、排気量に応じて29,500~111,000円。
<改正点>
・4月は改正なし。
・10月から「自動車税種別割」に名称変更して減税。
・減税の理由は、自動車保有の減少に伴い、走行距離や重量に応じた課税に変えていくため。
・減税幅は2501cc以上は1,000円、2500cc以下は1,500~4,500円。
2.自動車取得税
<概要>
・購入時に1回、取得価格の3%
・中古の場合は、新車価格の約90%を経過年数に応じて減額して3%
<改正点>
・19年4~9月にエコカー減税が一部縮小。
・ハイブリッドの中でも燃費基準が高いものや電気自動車(2020年燃費基準+40%)は免税で変わらず。
・10月に廃止され、「自動車税環境性能割」に衣替え(0~3%)。
・ただし消費税対策で19年10月~20年9月は1%軽減。
3.自動車重量税
<概要>
・購入時と車検時にかかる。
・自家用乗用車で0.5t当たり4,100円、13年、18年経過で重課。
<改正点>
・19年5月からエコカー減税が一部縮小。
・ハイブリッドの中でも燃費基準が高いものや電気自動車(2020年燃費基準+40%)は免税で変わらず。
元々、自動車関係の税金は種類が多く、タイミングもバラバラでややこしいのですが、改正を経てもそれはあまり変わっていません。
自動車税は少し下がりますが、取得税と重量税は小幅な変更に留まっており、抜本的な改正は先のことになりそうです。
いつ買うべきかをあえて言うと「排気量小さめ、燃費高性能、低価格」なら消費税2%増税分を吸収できるので10月以降ですが、それ以外では大きな違いはないかも知れません。