会社を作るのは意外に大変です。

　プロに丸投げすれば楽ですが、それなりにコストもかかります。
創業間もない時期で時間はあるけどお金はないとなると自分でやろうと思いますが、手続きする役所もバラバラで何度も同じことを書く羽目になります。

行く役所だけでも、公証役場、法務局、税務署、県税事務所、市役所、労働基準監督署、ハローワーク、社会保険事務所と山ほどあります。
郵送でできる手続きも多いですが、慣れてないと聞きながら書くので役所に足を運ぶことになります。

　そんなこともあってＯＥＣＤのビジネス環境ランキングの”法人設立のしやすさ”は加盟３５か国中２４位。商売を始めにくい国のレッテルを貼られてしまっています。

 

　そんな状況を改善するために東京の国家戦略特区内に「開業ワンストップセンター」が設置されていて利用者は順調に増えています。
ここには公証人や税理士が常駐し、定款認証、法人設立登記、税務、労災雇用保険、社会保険、入国管理等の各種手続に一元的に対応しています。

　この開業ワンストップセンターが全国にできればいいのですがそこまでは難しいので「マイナポータル」を活用したオンラインの一括申請が来年度導入の方向で進められています。

 

　手続きが簡単になって起業が増えれば経済活性化につながるだけに大胆な緩和が期待されます。