税を考える週間「これからの社会に向かって」

posted by 2023.10.27

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 今年も11/11~11/17に「税を考える週間」が実施されます。
先日も税務署に行ったところ、入り口近くに子どもの書いた『納税』などの書道が貼ってありました。

「税を考える週間」の歴史は、昭和29年に「納税者の声を聞く月間」を設けたことから始まります。
当時は税務行政に対する納税者の不満が多く聞かれていたため、積極的な苦情相談を重点項目として、期間を「月間」から「旬間」に改め、その後、昭和49年に毎年同じ時期に行うこととして「税を知る週間」と改称されました。
平成16年からは、単に税を知るだけでなく、能動的に税の仕組みや目的を考えてもらうことを明確にするため「税を考える週間」となりました。

 

 税を考える週間のコンテンツの1つとして、今年も税務大学校のオンライン公開講座が開かれているのでご紹介します。
テーマは次の6つ。

① リスキリング、副業、起業の際の所得課税上の留意点

② インボイス制度・電子帳簿保存法が拓く新しい納税環境~主体的かつ民主的な税社会の確立~

③ 相続税・贈与税のあらまし~令和5年度税制改正(相続税・贈与税の一体化関係)を中心に~

④ 国税の納付手段の多様化とキャッシュレス納付の推進~我が国及び諸外国におけるキャッシュレスの状況を踏まえて~

⑤ 税の国際協調 ~国際課税の新たな枠組み~

⑥ 身近な酒税の豆知識partⅡ~最近のトピック「税制改正・産業振興」~

 

 硬軟織り交ぜたテーマで、先日書いたビールの税率のことや消費税の歴史的な変遷などどれも興味深いです。

 事前申込みは必要ですが、受講料は無料。
国税庁のウェブサイトにはパワーポイントのレジュメも公開されています。
受講期間は11/10~11/30でその間ならいつでも受講可能です。