前回の続きでコピーがもらえる申告書等の閲覧方法を確認します。
1.電子申告している場合
<対象文書>
・e-TAXにより提出した申告書や届出書等
<手続き>
・メッセージボックスからPDFファイルをダウンロード(マイナンバーカード等の電子証明書による認証必要)
・手数料:無料
2.申告書等情報取得サービス
<対象文書>
・所得税の確定申告書(直近3年分)
・青色申告決算書、収支内訳書(直近3年分)
・書面提出分、e-TAX提出分どちらもOK
<手続き>
・e-TAXにログインして閲覧申請データを送信(マイナンバーカード等の電子証明書による認証必要)
・代理人や相続人による申請は不可、書面申請も不可
・数日後、メッセージボックスにPDFファイル格納
・格納から180日以内にダウンロード
・手数料:無料
3.個人情報保護法に基づく開示請求
<対象文書>
・個人情報が記載されている行政文書等
<手続き>
・個人情報窓口に「保有個人情報開示請求書」を提出
・代理人による申請や郵送による申請も可能
・e-TAXによるオンライン申請も可能
・開示決定通知後、開示の実施(2週間~1か月かかる)
・手数料:1件300円(オンライン申請なら200円)
1は提出したデータをダウンロードするだけなのでできて当然ですが電子申告している場合に限られますし、IDを変えると以前のものは見れなくなってしまいます。
3は幅広く開示請求できますが、時間も手間もかかります。
2は書面提出分も可能ですが、対象が所得税の確定申告だけで期間も直近3年のみ、手続きも本人によるe-TAXしかありません。
利便性という部分では2の範囲拡大が望まれます。
※夏季休業のお知らせ
誠に勝手ながら下記の期間、事務所業務とあさびじをお盆休みとさせていただきます。
・令和5年8月11日(金)~8月15日(火)