税を考える週間と税務大学校

posted by 2022.11.4

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 毎年11/11~11/17は「税を考える週間」です。

 

 税務署に行くと『納税』などの書道が貼ってあったり、キッザニアで税務署体験ができたりしますが、日常生活と税の関わりを理解してもらうことにより納税意識の向上を図ることを目的としていて、期間中は集中的に広報活動が行われています。

 最近ではSNSや動画による広報も強化されていて、YouTubeの「国税庁動画チャンネル」国税庁ホームページのインターネット番組「Web-TAX-TV」ではドラマ仕立てのものも公開されています。

 

 講演会なども行われますが、税務大学校による公開講座が面白そうだったのでご紹介しておきます。
オンライン配信で今回のテーマは次の6つ。

① 財産評価の課題と展望~所得課税・資産課税における財産評価~

② 生活用動産の譲渡益や学資貸与の債務免除益に所得税は課されるか~非課税所得をめぐる個別的検討~

③ 国税庁・税務大学校が行う国際支援について~アジアを中心とした開発途上国への技術協力~

④ 贈与税の課税の対象となる財産について

⑤ 身近な酒税の豆知識~「清酒」と「日本酒」は同じものですよね?~

⑥ 国際課税に関するグローバルネットワークについて

 玄人向けの内容が多いですが税務大学校で実際に教えている内容が公開されるので興味深いものもあります。
講師は大学教授や税務大学校職員が行います。
事前申込みは必要ですが受講料は無料です。

 

 ちなみに”税務大学校”ってどんなとこなんでしょう?

 税務大学校は一般の大学とは異なり、税務署職員のための研修施設です。
校舎は埼玉県和光にあり、地方研修所が12か所あります。
高卒採用の場合は1年間、大卒採用(国税専門官)の場合は3か月の研修を受けます。
その後実務経験を積んでから、本科、専科、通信研修会計学などを必要に応じて受けています。

 

 講義内容にご興味にある方はオンラインの公開講座ものぞいてみて下さい。