e-Taxの利用拡大

posted by 2022.08.23

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 コロナ禍で接触を避ける傾向もあり、e-Taxの利用が伸びています

 

<主な税目の利用率>

・ 所得税 59.2% (+4.0ポイント)
・ 相続税 23.4% (+9.0ポイント)
・ 法人税 87.9% (+1.2ポイント)
・キャッシュレス納付 32.2% (+2.9ポイント)

 相続税に関しては始まったのが令和元年10月と最近なのと、単発の申告で紙のままでもさほど手間を感じないため、まだ比率が低いようです。

 納付に関してはインターネットバンキングが増えているものの、銀行窓口がまだ6割以上を占めています。
キャッシュレス化の推進と滞納額減少のためにはさらに利便性を高めてもらう必要がありそうです。

 

<所得税確定申告での取組み>

① 令和3年度

・全ての国税手続きについてPDF提出を可能に(R4.1~)

・電子納税証明書を請求から受取まで非対面で発行(R3.7~)

・ICカードリーダライタ必須⇒スマホのQRコードでログイン可能に(R4.1~)

・スマホのカメラで給料の源泉徴収票の読み取りが可能に(R4.1~)

 

② 令和4年度

・マイナンバーカードの読み取り回数3回⇒1回(R5.1~)

・青色決算書や収支内訳書もスマホで作成可能に(R5.1~)

・マイナポータル連携の拡大(医療費、公的年金等の源泉徴収票、国民年金控除証明)(R5.1~)

 マイナポータル連携は各種情報を自動的に集約してくれるので資料収集が楽ですし、失くす心配もありません。
今後は給与の源泉徴収票、イデコ、小規模企業共済へ拡大予定のようです。

 

 マイナポイントのためにマイナンバーカードの取得やマイナポータルへの登録をされた方もおられると思います。
医療費の自費分は追加入力が必要になるといった注意点はあるもののやってみると意外と簡単ですし、せっかく取ったマイナンバーカードなので、来年はe-Taxでの確定申告にもチャレンジしてみてもいいかも知れません。