昨日でウィンドウズ7のサポートが終了し、今日の0時以降はセキュリティの修正プログラム等が提供されなくなっています。
ウィルスは日々進化しているので、そのまま使い続けるとウィルス感染や個人情報漏洩のリスクが高まります。
ウィンドウズ7のパソコンは企業と家庭を合わせて約1400万台が利用されており、シェアとしては2割弱を占めています。
対策としては少なくともインターネットから切り離すことがありますが、USBメモリなど外部から感染する恐れもあるため、ネットにつながなければ絶対安全というわけではありません。
被害に遭わないためには、ウィンドウズ10など最新のOSに移行するか、買い替えるという対応になってきます。
ウィンドウズ10へのアップグレードは以前は無償でしたが、現在は基本的には有償で15000円前後からあります。
この費用は、台数が多く金額が大きくなったとしても経理処理としては「修繕費」になります。
プログラムの修正に関しては、「法人税基本通達7-8-6の2」に規定があります。
「当該修正等が,プログラムの機能上の障害の除去,現状の効用の維持等に該当するときはその修正等に要した費用は修繕費に該当し,新たな機能の追加,機能の向上等に該当するときはその修正等に要した費用は資本的支出に該当する」
アップグレードによってセキュリティの惰弱性が修正されるので”機能向上”とも言えなくはないですが、大幅に性質が変わるわけではないので『修繕費』という扱いになります。
同様に販売管理など業務用のソフトに関して、消費税の改定に伴って支出したプログラム修正費用も”機能向上”とまでは言えないため『修繕費』として扱われます。
今年は東京オリンピックもあり、日本への注目度が高いため、サイバー攻撃のターゲットになりやすい、なんてこともあるようです。
まだウィンドウズ7をお使いの場合は、大切な情報を守るため、早めに対応しましょう。