固定資産税とAI

posted by 2019.08.5

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 さいたま市でAIが固定資産税の評価をするようになるようです。

 固定資産税1/1現在の土地建物に対してかかります。
新築、増築、取壊しなど建物に変動があった場合にはまず登記情報を元に判断しますが、中には未登記のものもあります。
未登記の小屋のようなものであっても、定着性(基礎などで土地にしっかりと固定)、外気分断性(屋根や3方の壁で外気と遮断)、用途性(独立して使用可能)があれば固定資産税はかかります

 未登記の建物についてはこれまでは航空写真を前年と比べて目視で違いをチェックしていましたが、この作業をAIが行ないます。
まちがい探しはAIが得意な作業なので、調査時間は従来に比べると約9割削減されるようです。

 前年との違いが分かれば、次の段階として実地調査を行って固定資産税の課税標準額を決定していくことになります。

 

 今回は地図情報を人間が与えてAIが違いを見つけるという方法でしたが、近い将来、情報収集の段階からAIがするようになるかも知れません。
例えばツイッターやインスタの情報を集めて償却資産の変化を察知するようなことも考えられます。
次回は固定資産税の一種である償却資産税について確認します。