相続税の電子申告

posted by 2019.07.8

195ac61e8fb2280f1c6f242a45ead0b3_s

 相続税の申告も10月から電子申告できるようになります。

 添付書類が多いことやそもそも申告件数が少ないことが電子申告を認めてこなかった理由と考えられますが、相続税法改正で申告件数が倍増したため、そうも言ってられなくなったようです。
また戸籍謄本に関しても「法定相続情報一覧図」で1枚で済むようになったのも電子申告しやすくなった要因としてあります。

 所得税の電子申告は国税庁HPの指示に従って入力していけば申告書が完成するようになっていますが、相続税の電子申告に関してはそういう機能は現時点では搭載されません。
相続税の申告は税理士が関与する割合が8割以上なのでHP上では必要ないだろうということと、複雑過ぎるのでHPでは説明し切れないということなのでしょう。

 ということでメリットがあるのは情報を収集管理する税務署と申告手続きをする税理士ということになります。
納税者のメリットとしては添付書類が少なくなるということはあります。
詳細はこれから出ますが、PDFでの添付が広い範囲で認められれば、戸籍謄本を取るコストと手間が多少減ります

 

 現状の相続税の申告において必要な添付書類とその意味合いについては次回に続きます。