相続税が平成２７年１月に増税になってから約１０ヶ月。
相続税の申告期限が亡くなってから１０ヶ月後ですので改正後での相続税申告も増えてきました。
「去年までやったらかからんかったのに…」という声もよく聞きます。

 

　増税前から情報があふれたので一般の方の知識が増えた半面、不安も増幅されたように思います。
不安なあまり必要のない保険に入ったり、贈与し過ぎて手許が寂しくなったりしているケースもあります。

 

　増税の一番大きな影響は基礎控除（非課税枠）が４割減ったことです。
相続人が妻と子２人の場合、基礎控除は８０００万円から４８００万円に減っているので確かに相続税がかかるケースは増えています。
ただ自宅が８割減できる小規模宅地の特例や１億６０００万円までかからない配偶者の税額軽減など特例を使えば税金は０か少額になることも多いです。
また増税だけでなく減税になっている項目（贈与税や小規模宅地の拡大など）もあります。

 

　対策をする場合はまず今のままならいくら相続税がかかるかを計算した上で行ないましょう。
いろんなところで無料相談をやっていますし、うちの事務所も相談は無料ですのでまずはお気軽にご相談していただけたらと思います。