スマホでコンビニ納税

posted by 2018.01.24

tanmatsu

 電子申告は所得税で53.5%、法人税で79.3%とかなり普及してきましたが、電子納税に関しては6.6%止まりで72%の方が銀行で納めています。
ただ銀行が開いている時間帯は業務が忙しいですし、納付忘れや遅れの原因にもなっています。
これまでもネットバンキング、ダイレクト納付(口座引き落とし)、クレジットカード納付などが導入されてきましたが、手間がかかる、手数料がかかるなど使い勝手がいいとは言えませんでした。

 そこで来年2019年1月からスマホを使い、コンビニで納付する制度が始まります。
次のような流れが予定されています。

① まず電子申告。
② QRコードがスマホに交付される。
③ コンビニの端末にQRコードをかざして納付書発行。
④ 納付書をレジに持っていき現金で支払い。

 手続きとしてはコンビニでイベントのチケットを発行する程度の簡単さです。
納税者としては銀行の窓口で待たされることもなく24時間納付できますし、税務署としても納付書郵送の手間が省けるなど業務が効率化します。

 

 電子申告自体もこれまでは電子証明書とその読み取り装置が必要でしたが、2019年からは一度税務署で本人確認を取れば、その後はIDとパスワードでログインできるようになります。
税制改正大綱にあった大企業の電子申告義務化や年末調整の電子化なども予定されており、申告及び納税の電子化はさらに進みそうです。