増収増益

posted by 2017.05.8

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 売上を増やすというのは簡単なことではありませんが、さらに難しいのが利益を増やし続けることです。
すばらしい商品やサービスがあっても、同業者との競争や原材料の高騰、為替の変動、時代の変化など様々なことが起こります。

 

 そんな中、増収増益をし続ける企業もあります。
上場企業の中では1位はニトリの30期、2位はヤオコー(食品スーパー)の28期、3位はドン・キホーテの27期、4位はオービック(システム開発)の22期でここまでが20年を超えています。
特徴としてはM&Aに積極的であることや好調な中でも攻めの姿勢で経営していることなどがあります。
非上場ではもっとすごい会社があり、長野県の寒天メーカーである伊那食品は48年連続増収増益を達成しています。

 

 帝国データバンクによると2017年度に増収増益見通しの会社は27.6%あり、前年より増加しています。
増収減益は6.7%、減収増益は5.4%、減収減益は17.7%です。
規模が大きいほど増収増益の割合は高いですが、規模の格差は縮小しており業績回復の波は中小企業にも緩やかに広がりつつあります

 

 増収増益企業の経営者のコメントとして「言い訳をしない」というようなものがありました。
景気回復と言われても実感しにくい面はありますが、外部要因ではなく内部要因に目を向けて強い会社を作っていくことが結果として連続増収増益につながっていくのかも知れません。