お客様から投資に関する相談も受けますが、その中で”金”も候補としてよく出てきます。
昨日現在の価格は1gあたり約9700円で今年初めに比べると約2割上昇しています。
長期的に見ると10年で約2倍、20年で約9倍に上昇しています。
不確実性の高い時代だけに安全資産である金の人気は高まっており、特に30~40代の若い投資家の間で金投資が増えているようです。
1.上昇の要因
<長期>
・埋蔵量に上限がある(あとプール1杯分?)
・工業用としての需要増
<短期>
・コロナ禍、ウクライナ情勢、金融不安などによる安全資産としての人気の高まり
・金融緩和による低金利で債券などの利回りが低下
2.金投資の特徴
<メリット>
・世界共通の価値があり、換金性に優れている
・インフレに強い(貨幣価値下落に影響を受けない)
・金そのものに実物価値があり、0にならない
<デメリット>
・利子や配当を生まない
・現物は紛失や盗難のリスクがある
・手数料が比較的高い(保管費用や取引手数料)
・短期的な相場予測はプロでも難しい
利息や配当といったインカムゲインを生まないので、投資をする場合は安全資産として長期的に保有するのに向いています。
投資方法や税金の取扱いについては次回へ続きます。