前回の続きで相続税の試算に関する必要書類について見ていきます。
あまり構えすぎると腰が重くなるのでまずは最低限必要なものから準備していくのがいいでしょう。
〇は必須、△はより詳しく試算する際にあればベターなものです。
④以降はない場合もあるので、少なくとも①~③が必要です。
① 不動産
〇 固定資産税納付書(後ろの明細付き)
〇 地図に印 (登記上の地番と住居表示が異なるため)
△ 登記簿謄本(持分の確認)
② 預貯金
〇 だいたいの金額
△ 通帳コピー
③ 家系図
〇 メモでOK(相続人の確定)
④ 有価証券
〇 証券会社のお知らせ
⑤ 保険
〇 保険証券のコピーか契約のお知らせ
⑥ 債務
〇 借入金の残高(返済表など)
⑦ 申告書
〇 所得税確定申告書
△ 贈与税申告書
△ 法人税決算書(会社経営している場合)
必要最小限のものと言っても必要書類はそれなりにあります。
預貯金や有価証券の細々したものであっても名義変更の手間は同じようにかかるので、相続税試算をきっかけに生前に整理を進めてもらうのもいいかも知れません。
試算する上でのポイントは次回へ続きます。