相続税の試算 ①

posted by 2022.08.16

summer_kisei

 お盆の時期の新聞を見ていると”相続”に関する記事をよく見かけます。

 帰省で家族が集まることが多いので、相続について話をするいい機会だからということでしょう。
電話やメールがあるとは言え、相続は繊細なテーマなのでやはり直接顔を合わして話したいところです。
ただ、兄弟間でも親子間でもなかなか話しにくいテーマでもあります。
特に子から親へ話すのは、相続を期待してるように思われそうで切り出しにくい面があります。

 

 そういう場合は第三者が作った相続税の試算をたたき台にするのも一つの方法です。
何もなしで話をすると「どうする?」みたいな漠然とした話になってしまいがちですが、相続の試算があれば「税金がどれぐらいかかるか」、「納税資金をどう用意するか」という”取っ掛かり”になります。

 

 第三者というのは例えば税理士や金融機関です。
金融機関も最近は相続に力を入れていて専用の相談デスクを作っているところもあります。
税理士の場合は所得税や法人税の申告で付き合いのあるところがあればまずはそこに相談するのがいいでしょう。もちろん一見さんでも相談に乗ってくれるところもあります。
費用はどれぐらいの精度で試算するかに拠りますが、10万円~といったところです。
試算をきっかけに、贈与などの相続対策を実行する、公正証書遺言を作るといった場合は別途費用がかかってきます。

 

 弊社でも相続の試算を行なっておりますので、お気軽に相談していただけたらと思います。
相続の試算をする上でどんな資料を用意するか、どんな点がポイントになってくるかについては次回へ続きます。