弊社は今年が57年目という中途半場な年ですが、周年で行事を行う場合の経費はどう処理するのでしょうか。
① 周年イベント
・従業員のみが対象 ⇒福利厚生費
・取引先及び従業員が対象⇒交際接待費
・商品展示や会社紹介などがメインで接待の要素が少ない⇒広告宣伝費
② 記念品の制作
<相手先>
・従業員 ⇒福利厚生費 ※
・元従業員⇒福利厚生費
・取引先 ⇒交際接待費
・関係会社社員⇒交際接待費
※給与課税されず福利厚生費扱いにできる範囲
・時価が税抜1万円以下
・周年なら5年以上の間隔が開いている
・商品券やカタログギフトは給与課税(商品券はほぼ現金、カタログギフトは自由に選べるため)
<内容>
・一般常識的にふさわしい品物(時計やペンなどで社名やマーク入り)
・社史制作費は広告宣伝費(ストックあれば貯蔵品として在庫計上)
③ 会費・お祝い
・雑収入として経費と両建て処理
・消費税:会費は課税売上げ、お祝いは対価性ないため不課税売上げ
せっかくのおめでたい話なので給与課税などで余計な税金を取られないようにしましょう。