国税を口座振替で納付している場合、その都度銀行から領収書が送られてきますが、平成２９年１月以降はこの領収書が発行されなくなります。

　国税庁の費用負担を軽減することが目的とされており、法人では平成２９年１月申告分の法人税や消費税、個人では平成２９年３月申告分の所得税や消費税分から領収書が発送されません。

　電子申告をしている場合は「振替納税結果」メニューから納税額を確認できますが、電子申告をしていない場合は、通帳で確認するか税務署に証明書を発行してもらう形になります。

 

　なお引き落とし額を事前に知らせる「振替納税のお知らせ」は今後も送られてきますので、金額、振替日を確認していただき、振替口座が残高不足にならないようご注意ください。
　ちなみに今年の所得税の振替納税日は平成２９年４月２０日(木)、消費税は平成２９年４月２５日(火)です。

 

　振替納税に関して補足しておくと今年の分からでも適用できます。
現金納付の場合の期限は所得税が平成２９年３月１５日（水）、消費税が平成２９年３月３１日（金）ですが申告期限（＝納期限）までに振替納税の手続きをすれば納期限を１ヶ月先にできますので少し資金繰りをしやすくなります。
手続きは申請書に引き落とし口座の銀行印を押して税務署か銀行のどちらかに提出すれば完了なので簡単です。
「納付に行く時間がない」「忘れそうで心配」という方には振替納税をお薦めします。