謎の青い矢印

posted by 2015.10.28

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 ある日会社へ通勤してくると道路の端っこに青い矢印が引かれていました。
何やろう?と思って調べてみると6月1日から改正された道路交通法に基づいて設置された「自転車ナビライン」というものでした。
近年、自転車と歩行者の衝突事故が増え、1億円近い賠償金になる例もあったため自転車に関するルールが厳しくなっています。

 

 主な内容は次のようなものです。

・必ず左側通行

・歩道ではなく車道を走る。やむを得ず歩道を走る場合は徐行。

・携帯や音楽を聴くなどの「ながら運転」

・飲酒運転、スピード違反など

・3年間で2回の違反があった場合に講習を義務化(5,700円)

 

 このうち左側で車道を走ることを明確にするために青色に塗って矢印もつけてあるようです。
逆走するだけでいきなり捕まるというのはまだないと思いますが、目に余る危険運転についてはすでに取り締まっているという報道もありました。

 

 自転車に関する税務としては通勤手当と保険料の問題があります。

 通勤手当は距離によって非課税となる金額が変わります。
2キロ以下であれば全額給料、2~10キロは4200円、10~15キロ7100円…55キロ以上31600円と車と同額ですが距離に応じて非課税額が定められています。

 自転車保険の保険料については原則は個人負担であるため、会社で負担すると給料という扱いになります。
ただし、業務中に自転車を使うことがある、保険料が少額である、といったような場合には給与課税しなくても社会通念上問題ではないと考えられます

 

 健康のために自転車通勤をされている方も多いと思いますが、交通ルールについてしっかり確認し、保険にも入っておきましょう。