年末調整の封筒が税務署から届き、個人の自宅にも保険の控除証明が届いているので年末調整の実務はすでにスタートしています。

　今年の用紙の変化にはお気づきでしょうか。
家族の状況を書く「扶養控除等申告書」にマイナンバーの欄ができています。
しかも本人と家族の名前を書く欄の下に大きく”個人番号”という欄があるので書かなあかんプレッシャーあります。
まだマイナンバーの通知も来てないのにどないしたらええのん？というお問い合わせもいただいてます。

　現時点ではマイナンバーは書かずに例年と同じように年末調整の準備をお願いしています。
マイナンバーを管理する上で手間を省くコツは「預からない」「残さない」です。
特に紙で物理的に残すと管理が大変です。
見られないようにするため、ずっとカギのあるところに保管して退職者が出ればその都度廃棄しなければなりません。

　じゃあ書かなくていいの？というとそういうわけではなく別途エクセルなどの表にするか給与ソフトに打ち込んでデータ化してしまいます。
データであれば保管も管理も容易です。

　社員の方が扶養控除等申告書にマイナンバーを書いてきてくれた場合には転記した上で個人情報を消すスタンプやシールで消してしまうのもありかと思います。

　マイナンバーに関して専用ソフトを入れたり、丸ごと外注する大企業はいいとして、中小企業にとっては「いかに簡単に」「いかに安く」「かつ安全に」ということが求められます。
できるだけ簡単な方法もまたご紹介していきます。