先日、大阪府が「ホテル税」を検討中という報道がありました。

 

　このホテル税には先例があり、東京都で２００２年に宿泊税として導入されています。
東京では宿泊料が１万円～１．５万円なら１００円、１．５万円以上なら２００円を宿泊者から徴収しています。
なおこの”宿泊料”にはサービス料は含みますが、消費税や食事代は含みません。
東京都では宿泊税の税収として平成２６年度で１３．８億円ありました。

 

　大阪府では導入の目的として「観光案内版を多言語にするなど海外からの観光客受け入れの環境整備のため」としています。

　ちなみに外国人観光客が日本で消費するお金は一人当たり約１３．５万円。
家計支出と比較して考えると人口が１人減っても観光客が９人来てくれれば消費が補えることになります。

 

　もちろん外国人観光客だけでなく日本人にも宿泊税はかかりますが、観光のための環境整備に充てられるのであれば増税に対する納得感は得られるのかも知れません。