最近、名前を聞くようになった”一般社団法人”
今までの社団法人や株式会社と何が違うのでしょうか。
また税金面ではメリットはあるのでしょうか。
順に見ていきます。

１．従来の社団法人との違い

（従来）　　（Ｈ２０．１２．１～）
社団法人　→　公益社団法人

　なし     →　一般社団法人（新設）　

 

社団法人と公益社団法人は似ているので、一般社団法人と公益社団法人の主な違いを見ていきます。

① 設立手続き

一般：登記するだけ
公益：登記してから行政の公益認定が必要

② 理事

一般：２人以上
公益：３人以上　理事会や監事も必須

③ 監督・報告

一般：なし
公益：都道府県等まに報告必要

④ 税制の優遇

一般：原則なし
公益：原則非課税、収益事業のみ課税

⑤ 寄附金

一般：優遇なし
公益：寄附した側で経費になる

 

公益社団法人は作るのが大変な分、公益性を考慮して各種優遇があります。
一般社団法人は簡単に作れますが、優遇規定はほぼありません。

では一般社団法人と通常の株式会社とは何が違うのか。
明日へ続きます。