8月から年金の仕組みが変わり、もらえるハードルが下がります。
従来は国民年金保険料を25年払わないと1円ももらえませんでしたが、必要な期間が10年に短縮されます。
狙いとしては「どうせ25年に足りないし、もらえないなら払わない」という理由で未納だった方にも払ってもらおうというものです。
今回もらえるようになるのは基礎年金部分なので40年払った場合の満額で779,300円。
10年ということはその1/4なので20万円弱ということになります。
20万円だけか…と言いたいところですが基礎年金がもらえるということは厚生年金部分ももらえることになります。
厚生年金は基礎年金がもらえるとベースをクリアしていれば1ヶ月分の保険料を掛けただけでももらえるのでその分もらえる年金額は増えます。
この改正により従来はもらえなかった”無年金者”のうち、新たに64万人が年金の受給者になります。
該当する方には2月頃から順次案内が送られてきています。
案内に従って年金事務所で手続きしないと年金はもらえませんので該当する方は忘れずに手続きしましょう。
また現時点で10年に足りない方にも年内に案内が届くようです。
10年に足りない場合でも期間を足すことで年金の受給者になれます。
期間の足し方や免除や猶予などカウントされる期間の特例については次回に続きます。