国税庁のサイトで令和6年度の査察の概要が公開されていました。
同時にパンフレットとポスターも公開されていましたが、今年のは英語版と中国語版もありました。外国人による経済犯罪が増えている影響かも知れません。
脱税は英語では「Tax evasion」、中国語では「逃税」というようです。
パンフレットには次のようなことが書かれています。
<査察調査の流れ>
① 情報収集(各種メディア、投書、張り込み、CRS【海外との自動情報交換】、国外財産調書)
② 内容の検討
③ 許可状の請求⇒強制捜査
④ 証拠物件の差押・検討(デジタル解析等)
⑤ 質問調査
⑥ 調査書類のまとめ
⑦ 検察官へ告発⇒検察官調査
⑧ 裁判所へ起訴⇒判決
<脱税で有罪になると>
・最長で懲役10年+罰金
<一審判決の内容>
・有罪割合:100%
・懲役:平均15.7か月
・罰金:平均1500万円
なかなかビビらせる感じで書かれていますが、査察は実際に怖いので変な気を起こして脱税に走らないようにしましょう。
なお普通にしている方に突然査察が入るようなことはありません。
次回は脱税の事例について見ていきます。