第二次補正予算が通ったのになかなか出なかった『家賃支援給付金』に関する情報がやっと出ました。
と思ったら申請開始はまだとのこと。
あまりに問い合わせが多いので暫定的な情報で発表したようです。
資金繰りをする上で検討されている方も多いと思いますので、現状分かっている情報で内容を確認しておきます。

 

１．対象者
① 規模
・資本金１０億円未満の中堅、中小企業、小規模事業者

・フリーランスを含む個人事業者

② 売上
・２０２０年５～１２月の売上が前年同月比▲５０％
　　または
・２０２０年５～１２月の中の連続３か月の売上が前年同期比▲３０％

③ 契約
・自らの事業のために占有する土地建物の賃料を支払い

 

２．給付額

① 基本ルール
・法人は最大６００万円、個人は３００万円

・申請時の直近賃料１か月分×６

・賃料全額が出るわけではなく２／３または１／３

② 賃料７５万円以下
・２／３（上限：月７５×２／３＝５０万円）

③ 賃料７５万円超
・超える部分は１／３（上限：月７５×２／３＋（２２５－７５）×１／３＝１００万円

④ 個人
・上記計算の半分（上限：月１１２．５で５０万円）

 

３．Ｑ＆Ａ

① 必要書類
・賃貸契約書等
・直近３か月の賃料支払実績（通帳、振込明細等）
・売上減少資料、本人確認書類（持続化と同様）

② 申請期限：売上減少月の翌月～２０２１年１月１５日

③ 個人の自宅兼事務所：経費算入部分は可

④ 駐車場や資材置き場：申請可能

⑤ 管理費や共益費：契約上一体であれば対象

 

　イレギュラーなケースについては持続化給付金の取り扱いに準じたものになりそうです。
Ｑ＆Ａにない疑問点としては、個人契約のまま法人で使用している場合、転貸の場合、賃貸契約以外で借りている場合などがありますが、大阪府の休業要請外支援金ぐらいの柔軟な取扱いであれば対象になりそうなので続報を待ちたいと思います。