働いていると年金がカットされる在職老齢年金制度がこの4月から緩和されます。
<改正内容>
・従来:年金+給料>月51万円 ⇒超えた部分の半額の年金をカット
・改正:年金+給料>月65万円 ⇒超えた部分の半額の年金をカット
<注意点>
・社会保険に加入して働いた場合がカットの対象なので、社会保険未加入の場合や不動産所得等の場合はカットされません。
・カットされるのは厚生年金部分だけで、基礎年金部分にカットはありません。65万円の判定にも基礎年金は含めません。
・繰り下げ受給をするともらえる年金が0.7%ずつ増えますが、在職老齢年金制度により支給停止した部分は繰り下げても増えません。
・厚生年金は70歳以降の加入はありませんが、入っているものとしてカットの対象になります。
<手続き>
≪改正時≫
2026年4月の改正は、日本年金機構が再計算して6月支給分から反映するため、特に手続きはありません。
≪給料減額時≫
改正と関係ない時期に給料が減った場合は、会社からの月額変更届の提出により年金の額に反映されます。
≪70歳到達時≫
会社から「70歳到達届」を提出することで厚生年金から抜けますが、そのタイミングで給料が減る場合には、その月分から年金の額に反映されます。
≪退職時≫
退職して1か月が経過した場合には、退職の翌月分から年金の額に反映されます。
在職老齢年金の基準引き上げにより、人手不足や働き甲斐といった部分でプラスの効果が期待できそうです。


