まだお盆の雰囲気が少し残っていますが、今日から３日間は税理士を目指す人にとって年に一度の大勝負、税理士試験です。
長年８月１周目が試験でしたが今年は会場の都合なのかお盆明けの日程になりました。

　

　全国１６か所で４７１４５人が受験予定。
近畿圏では大阪大学、同志社大学、甲南大学が会場です。
去年まではインテックス大阪が会場で体育館みたいな感じだったそうですが今年はアカデミックな雰囲気になりそうです。

 

　受験者数の４７１４５人というのは去年より５．５％減っています。
景気と資格試験は反比例の関係にあり、景気が良くなって就職状況が良くなると受験者は減る傾向にあります。
とは言え狭き門。去年の科目ごとの合格率は１２．４％～１９．０％、平均で１６．８％です。

 

科目は全部で９科目あり、５科目揃えればアガリです。

① 簿記論
② 財務諸表論
③ 所得税法
④ 法人税法
⑤ 相続税法
⑥ 消費税法または酒税法
⑦ 国税徴収法
⑧ 住民税または事業税
⑨ 固定資産税

このうち①簿記論と②財務諸表論は必須。
③所得税法と④法人税法はどちらか１つを必ず選択。
⑥と⑧が「または」となっているのはボリュームが少ない科目なのでどちらか１つしか選べなくなっています。

 

　５科目同時に合格する必要はなく１科目ずつ積み重ねていけばＯＫです。期限もありません。
１科目ずつでいいため、働きながら専門学校に通って受験する人も多いです。
一度に全科目合格する強者も年に数人いますが、平均では８年かかります。

 

受験生の皆さん頑張って下さい！！