マイナンバー⑦基本方針と取扱規程

posted by 2015.07.29

 マイナンバーは情報が一元化されるだけに漏れた時が大変です。
それだけに不正に漏洩させた場合には最高で4年以下の懲役又は200万円以下の罰金という重い罰則があります。
会社としては漏洩が起きた際にはマイナンバーを預けた人から損害賠償を請求される可能性があります。
そうならないための予防策が4つの”安全管理措置”です。

安全管理措置の説明に行く前に、前提として作る2つ書類を見ていきます。

 

① 基本方針

マイナンバーに対して会社としての方針を示すものです。
作成は義務ではなく”望ましい”というレベルですがA4で2枚程度と簡単なものなのでフォームをネットで探してきて作っておけばいいでしょう。
内容としては「事業所名」「関係法令・ガイドライン等の順守」「安全管理措置に関する事項」「質問及び苦情処理の窓口」が含まれます。
どこかへ提出するものではないのでWEBサイトに貼り付ける会社が多いと考えられます。

 

② 取扱規程

こちらは作る義務があります。
内容も4つの安全管理措置を具体的に定めていくものなので作るのはちょっと大変です。
「マイナンバーの取扱方法」「責任者・担当者」「安全管理措置」等を記載します。

 

4つの安全管理措置の中身については次回へ続きます。