会社の中で影響力を行使したい場合や主導権争いをする時に「株は何%あればいいの?」という話になります。
① 2/3以上:何でもあり
株主総会で特別決議ができるので、役員を解任したり、増資をしたり、会社の憲法である定款を変えることも可能です。
② 50%超:主導権は握れる
株主総会で普通決議はできるので、会社の根幹に関わること以外は通せます。通常業務の中での経営判断や役員の選任は可能です。
③ 1/3以上:拒否権発動
①の裏返しで筆頭株主が「何でもできる」という状態を阻止できるので牽制効果があります。
ここまでが実力行使に関わる内容です。
それ以外では「少数株主権」というものがあり主なものは次の通りです
④ 10%以上:解散請求できる
⑤ 3%以上:決算書の閲覧や株主総会の招集ができる
⑥ 1%以上:株主総会での議案提出権あり
まとめると絶対安定は2/3超、できれば過半数、少なくとも1/3、会社にモノ申すなら3%以上といったところでしょうか。