年末調整をするわけ

posted by 2013.11.26

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 会社は、毎月の給料の支払い時に所定の「源泉徴収税額表」により所得税を徴収し税務署に納付しています。

給料明細の控除項目にある『所得税』の欄のことです。

しかし、この毎月差し引かれた『所得税』の1年間の合計額と実際に納めなければならない年税額とは通常一致しません。

 

理由は以下の通り。

① 「源泉徴収税額表」は毎月の給料に変動がないことが前提。

② 年の途中で扶養親族等に異動があっても、遡って修正しない。

③ 各種保険料控除などは年末調整の際に控除する (なお扶養親族の数、障害者控除、寡婦(夫)控除は毎月の徴収額で反映済)。

 

そこで、年間給与総額が確定する年内最後の給料で正しい年税額を計算し、 徴収し過ぎた人には還付、徴収不足の人にはさらなる徴収を行います。

このように、毎月概算で徴収した『所得税』確定した正しい『所得税』を精算する手続きが【年末調整】です。