震災の寄附金控除

posted by 2018.03.12

shizensaigai_jiware

 毎年3月11日は震災の寄附金控除を取り上げていますが、今年は11日が日曜日だったので今日取り上げます。

 確定申告をしていて今年も「ふるさと納税」が多かったです。
総務省の指導で返戻割合が6割から3割に下がりましたが、それでもまだお得なので引き続きされている方が多いようです。
また今まで面倒でしていなかった方も仕組みが分かってきて新たにされているケースもあります。

 税金の効果で言うと「ふるさと納税」「日本赤十字社の震災義援金」は実は同じで2,000円を引いた残りが所得税・住民税から控除されます。
違いは特産品がもらえるかどうかだけです。
特産品がなければ税金を前払いしただけ、ということになりますが税金の使い道を自分で決めることはできます。
ある意味「ふるさと納税」の本質と言えるかも知れません。

 

 赤十字の東日本大震災義援金は受付が平成31年3月31日まで延長されています。
また東日本大震災以外にも熊本地震、九州北部や大分での台風被害についても現在受け付けされています。

 寄附の方法は郵便局での払込み、銀行振込、赤十字サイトでのカード払い、コンビニのFamiポートなど様々なものがあります。
試しにクレジットカード払いでやってみましたが5分もあれば手続きできました。
なお残念ながらワンストップ特例には対応していませんので確定申告は必要です。

 

 震災から7年経ち、寄附額も年々減っているようです。
ふるさと納税は確かにお得ですが、一口ぐらいは震災の義援金があってもいいのではと思います。