e-TAXの歴史①

posted by 2016.03.24

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 e-TAX(電子申告)は平成26年度では所得税52.8%、法人税71.6%とかなり普及してきました。
これまでの歴史を振り返るとともに改めてe-TAXのメリット、デメリットを見ていきます。

平成16年 2月 名古屋国税局管内で運用開始

平成16年 6月 全国へ運用拡大

平成16年10月 イメージキャラ「イータ君」誕生

~電子証明書が必要など手間な割にメリットなく普及率は1%未満と低迷~

平成18年11月 還付までの処理期間を6週間から3週間に短縮

平成19年 1月 納税者の電子証明を省略し、税理士のみで可能に

平成20年 1月 電子証明書等税額控除の導入(5000円の還付)

平成20年 1月 税務署からの電子申告が可能に

平成20年 1月 確定申告の添付書類省略が可能に(医療費や源泉徴収票など)

~普及率が所得税、法人税とも3割を超える~

~税務署員が税理士に直接営業をかけて普及を促進~

 

 当初あまりに低迷して巨額の投資がムダになりかねない状況だったため、なりふり構わず簡略化したところがあります。

 また電子証明書など手間の問題がクリアできなかったため、ターゲットを納税者から税理士に変えて普及率を上げています。
5年前?ぐらいには普段強面の税務署の偉いさんが事務所に突然やってきて「電子申告の件数も人事評価の対象なんですわ」という感じで営業されてたのが印象的でした。

長くなりそうなので続きは明日へ。