年金の源泉徴収票

posted by 2022.01.12

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 まだ松の内ではありますが、今年もまもなく確定申告の時期がやってきます。

 確定申告のスタートは2月16日ですが還付申告は1月1日から提出できるのでもう始まっています。
提出期限の3月15日はここ2年コロナで延長されましたが、今年は今のところ一律の延長という話はありません。
今後のコロナの状況にも寄りますが、提出期限の延長は無いものとして準備は進めていきましょう。

 

 確定申告の資料でよく紛失して進まなくなるのが年金の源泉徴収票です。
添付書類ではなくなっていますが、天引きされている健康保険料、介護保険料、源泉所得税を把握するために必要です。

 

<送付時期>

・1/8(土)~1/13(木)

 

<再発行>

・ねんきんダイヤル 0570-05ー1165
・年金事務所または年金相談センター(年金手帳、本人確認書類、本人以外の場合は委任状が必要)
・ねんきんネット(ID登録が必要)

 上記の手続きは社会保険庁が発行する国民年金や厚生年金に関するものなのでそれ以外の企業年金等についてはそれぞれの団体によって連絡先や手続きが変わります。

 

<確定申告の要否>

・年金の収入金額が年400万円以下(複数あれば合計)で、かつ公的年金等以外の所得が20万円以下である場合には確定申告の義務はありません。

・生命保険料などの各種控除、医療費控除、ふるさと納税などにより還付となる場合には還付申告をすることができますが、そもそも天引きされた所得税がなければ還付されるものはありません。

・障害年金や遺族年金は所得税が非課税なので金額にかかわらず確定申告の必要はありません。

公的年金等控除額が65歳未満で60万円、65歳以上で110万円あるため、年間でこの金額以下であれば年金による雑所得は発生しません。