借入をする場合や公的な仕事をする場合に「納税証明書」を求められることがあります。
今までは原則的に税務署に出向く必要がありましたが、7月からは電子申請してPDFで受け取れるようになります。
<従来>
① 窓口に行ってその場で受け取り
〇 すぐ交付を受けられる
✕ 税務署に出向かないといけない
② 郵送で請求して郵送で受け取り
〇 税務署に行かなくていい(手数料は印紙同封)
✕ 時間がかかる
③ オンラインで請求して税務署で受け取り
〇 窓口での待ち時間短縮。手数料が30円安い。電子証明書は不要
✕ 結局税務署に行かないといけない。手数料はその場で支払い
④ オンラインで請求して郵送で受け取り
〇 税務署に行かなくていいい
✕ 時間がかかる。手数料を払うのに電子納税の手続きが必要
⑤ オンラインで請求してデータで受け取り
〇 税務署に行かなくていい
✕ 手数料を払うのに電子納税の手続きが必要。証明の提出先がデータ不可の場合がある
納税証明が必要な時はだいたい急いでいるので悠長に郵便ではやってられません。
オンライン申請もあるにはありましたが、紙で受け取るには結局税務署に行かないといけないし、電子納税もいるしで「もう取りに行った方が早いわ」という状況でした。
<7月以降>
・e-TAXのシステムから申請(電子証明書必要)
・手数料は電子納税かインターネットバンキングで支払い
・PDFで受け取り。印刷して何度でも使える
税務署に行かずにすぐ発行できますし、何度でも使えるというのも今までにないメリットです。
納税証明書に特殊なバーコードを付けて偽造防止をしているため、ダウンロード、印刷して使えるようです。
電子証明書は必要ですが、e-TAXのシステムを使うということは恐らく税理士に申請を依頼することも可能だと思われます。
そうであれば電子証明書は税理士にあればOKです。
かなり便利になるので今までのは何だったんだという気もしますが、税務署もコロナに対応して変化していっているようです。