Go To Eat

posted by 2020.10.2

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 10月は年度の真ん中なので、たばこや第3のビールが値上げされたり、最低賃金が引き上げられたりしていますが、Go To Eatキャンペーンの開始もその1つです。
税務や会計とはあまり関係ありませんが、コロナ関連であり、ちょっと分かりにくいところもあるので確認しておきます。

 キャンペーンは2種類。
1つは25%のプレミアム付き食事券の販売、もう1つはネット予約すれば次回から使えるポイント付与です。

 

1.プレミアム食事券

① 特徴
都道府県ごとの事業なので、販売時期や販売場所が異なります。
・使えるのはその都道府県内の登録店舗
・お釣りは出ません。
・先着順なので都道府県ごとの上限に達したら販売終了。

② 金額と期限
・1回に購入できる上限は20,000円(25,000円分)
・販売期限は2021年1月末、使用期限は2021年3月末

③ 大阪府の場合の流れ
・専用サイトで申込(10/7~)⇒メールで引換証番号発行⇒ファミマで代金を支払って食事券と引換え(10/14~)

 

2.オンライン予約でのポイント付与

① 特徴
・ポイントが付くのは1週間後以降なので初回には使えません。
・予約できるサイトは、ホットペッパー、ぐるなび、食べログなど13事業者
・ポイント付与時期、ポイント有効期限、回数上限などはサイトによって異なります。
・予約対象人数は10人まで。

② 金額と期限
・ランチで1人500ポイント、ディナーで1000ポイント、1回の上限10000ポイント。
・ポイントの付与期限は2021年1月末、使用期限は2021年3月末

 

3.事業者の手続き

・飲食店がキャンペーンに参加するには、都道府県ごとの事務局を通じて加盟店登録する必要があります。
・登録の条件として、3密回避、消毒液、換気などのコロナ対策の実施があります。
・カラオケボックスや接待を伴うスナックは対象外です。
・サイト登録の基本料金は無料ですが、送客手数料はかかります。

 

4.経理処理

・厳密にはプレミアム部分やポイント付与分は「雑収入(消費税不課税)」になり、飲食店での使用時にプラス分を取り崩すことになります。

・ただ現状あるポイント制度でもそこまで管理してないですし、「交際費等」と「雑収入」の両建てになるだけなので、少額であれば”経理処理なし”でも大きく問題にはならないと考えられます。

 

 シルバーウィークは予想以上の人出でしたが、感染予防と経済活動の両立はまだ様子見のところがあります。
感染予防などできることは徹底しつつ、せっかく税金を投入する以上は苦境にある飲食店の助けになることが期待されます。