確定申告の必要書類 ② 控除編

posted by 2020.01.24

zei_shinkoku

 昨日の続きで確定申告の必要書類のうち、控除に関するものを見ていきます。

□ 保険料控除証明書(生命保険・地震保険・小規模共済等)

□ 国民年金保険料控除証明書(ハガキ又は領収書)

□ 国民健康保険料・後期高齢者医療保険料・介護保険料等の支払額(メモでOK)

□ 扶養親族の異動、住所変更等があった場合はその旨

 なお、イデコ「小規模企業共済等掛金控除証明書」として「国民年金基金連合会」からハガキが送られてきます。
”iDeCo”の記載が目立たないので、見落として捨ててしまわないよう気をつけましょう。

ここまでは年末調整と同じです。

 

 一方、確定申告でしか受けられないものとして医療費控除、寄附金控除、1年目の住宅ローン控除などがあります。               

□ 医療費領収書

□ 医療費通知書(健康保険組合等が発行する「医療のお知らせ」など)

 医療費控除は正味の負担額だけが控除対象なので、保険や高額療養費で補填されている場合、もらった保険金等が分かる資料も必要です。

 また、医療費控除の特例である『セルフメディケーション税制』はスイッチOTC医薬品の購入金額が12000円を超えると適用されますが、健康診断や予防接種など”一定の取組み”を行ったことを証明する領収書等が必要です

 

□ 寄附金領収書

 ふるさと納税をした際に『ワンストップ納税』を選んでいたとしても、医療費や住宅ローン控除など他の理由により確定申告する場合は『ワンストップ』の申請はなかったものとされます。
そのため、改めて確定申告書に記載して領収書を添付して申告する必要がああります。

 

□ 住宅ローン控除用書類(借入金残高証明、売買契約書、不動産謄本など)

 マイナンバーができたことにより、住民票の添付が不要になっています。

 

 資料準備がギリギリだと控除をあきらめざるを得ないこともあるので早めに確認していきましょう。