4月からこう変わる【健保と年金】

posted by 2019.04.3

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 いろんなものが変わる4月ですが、健康保険や年金は軒並み上がります。

 

1.国民年金

 平成31年4月~ 16,340円→16,410円(+70円)

これは法律上の上限である17,000円に名目賃金の変動による改定率0.965を掛けたものです。
改定率は毎年変わるので保険料も毎年変わります。
なお1年分前払いすれば4,130円、2年分前払いすれば15,760円割引されます。
前払いした場合の所得控除は1年にまとめてでも、2年に割り振ってもどちらでもOKです。逆に過去の分をまとめて支払った場合は、払った年に控除を受けます。

 

2.国民健康保険

 平成31年4月~ 上限89万円→93万円 
  医療分       :54万円→58万円
  後期高齢者保険支援分:19万円で変わらず
  介護保険料     :16万円で変わらず

国民健康保険は市町村によって異なりますが、上限は国が設定しています。
平成5年度の上限は50万円だったので25年で倍近くになっています。
財政状況を考えると今後も上限は引き上げられそうです。

 

3.社会保険(協会けんぽ)

 平成31年4月~ 
  健康保険料:大阪10.17%→10.19%
  介護保険料:全国 1.57%→ 1.73%
  厚生年金保険料:変更なし

健康保険料は都道府県によって異なり、下がる自治体もあります。
厚生年金保険料は平成16年10月から毎年0.354%ずつ引き上げられ、平成29年9月以降は18.3%(労使計)で固定されていますが、健康保険料と介護保険料は今後もじわじわ上がっていきそうです。

 

4.国民年金の受け取り

 負担が増える話ばかりだと辛いので少しいい話も。
 もらう方の国民年金は少しだけ増えます。

 平成31年度(満額):780,100円(+0.1% 800円)

これは物価上昇によりマクロ経済スライドが発動されたためで、4月分(6/15振込分)から上がります。

 

 やはり負担が増える話の方が重たいですね。書いていても気が重いです。
健康保険や年金の負担から逃れるのは難しいですが、受けられるサービス(医療や保育所など)は市町村によって異なるので、そちらに目を向けた方がいいのかも知れません。