個人で事業をしていて順調に進んでくると「会社を作ろうかな、税金も安いみたいし」というような話が出てきます。

　昔であれば資本金が３００万円で済む有限会社が有力な選択肢でしたが、平成１８年の会社法施行で有限会社は新たに設立できなくなりました。
その代わり株式会社に対する制限もかなり緩くなり、資本金１円でも会社が作れるようになりました。
これを機に株式会社の設立数は年間２万件前後から８万件前後へ急増しました。
年間８万件と言うと１日当たり２００社以上、土日祝を除くと３００件以上ですごい数です。
その後株式会社の設立数は８万件前後で推移していますが、廃業していく会社もあるため総数では減少しています。

 

　近年、株式会社に代わって数を増やしているのが次のような新しい形態の会社です。

① 合同会社（ＬＬＣ）
② 有限責任事業組合（ＬＬＰ）
③ 一般社団法人・一般財団法人
④ ＮＰＯ法人

　増えているということは何かしらメリットがあるはずなので個人事業や株式会社と比べてどうメリットがあるのか、税金の扱いはどうなるのかという点などを次回以降見ていきます。