アプリの経理処理

posted by 2022.12.6

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 仕事においてもパソコンよりタブレットやスマホを使うことが増えてきて、それに伴ってアプリを使うことも多くなりました。

従来のソフトウェアの経理処理とアプリの経理処理で異なる部分はあるのでしょうか?

アプリは「アプリケーション・ソフトウェア」の略称でソフトウェアの一種なので基本的には同じですが、契約の仕方によって処理は変わってきます。

 

① 購入タイプ

・10万円未満…消耗品費

・10万円以上20万円未満…一括償却資産(3年均等償却)

・20万円以上30万円未満…少額減価償却資産(一括経費)※青色申告の中小企業者等の特例

・30万円以上…ソフトウェア(販売用の原本や研究開発用は3年、それ以外は5年で償却)

 アプリであってもパッケージ型のソフトを買った場合と同じ処理となります。

 

② 月額使用料

・月払い…支払手数料

・年払い…短期前払費用として一括経費(支払手数料)

・複数年払い…期間に応じて経費化(支払手数料・前払費用

 導入時に1年分の使用料や運用費用を支払う契約の場合は短期前払費用の特例が使えるため、一括で経費にすることができますが、1年分以上をまとめて払った場合は今期に対応する月分しか経費になりません。
前払費用となったものは翌年以降に取り崩して経費化します。

 

 アプリの場合は②のように月額で支払う契約が多そうです。
この処理はサブスクでの契約や各種クラウドソフトとも共通する処理となります。