サッカー日本代表が２大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めましたね。
寝不足になりながら連日観戦されている方も多いのではないでしょうか。

　あさびじはサッカーブログではなく税金や会計の話を書くところなので税金の話を少しばかり。

　ワールドカップでは当然賞金が出るんですがこの取扱いはどうなるのでしょうか。

 

　まずどれぐらい賞金が出るかですが次のようになっています。

・優勝　　　　３８００万ドル（約４３億円）
・準優勝　　　２８００万ドル（約３２億円）
・３位　　　　２４００万ドル（約２８億円）
・４位　　　　２２００万ドル（約２５億円）
・ベスト８　　１６００万ドル（約１８億円）
・ベスト１６　１２００万ドル（約１４億円）
・出場　　　  　 ８００万ドル（約　９億円）
・準備金　　　　１５０万ドル（約　２億円）

 

　今の時点で日本は１４＋９＋２＝２５億円を獲得していることになります。
受け取るのはサッカー協会なので選手への分配はいくらになるか分かりませんが、前回ベスト１６になった２０１０年南アフリカ大会では選手に１０００万円以上が支払われたようです。

 

　この選手が受け取った報奨金ですが残念ながら税金がかかります。
プロ選手は事業所得として申告しているはずなので所得税住民税合わせて最高５５％の税率でかかってきます。

　ちなみにオリンピックの報奨金はＪＯＣから出るものは非課税、競技団体から出るものは金３００、銀２００、銅１００万円まで非課税となっています。

　同じような世界規模の大会なのに取扱いが違うのは不公平な気もするので、そういう声が高まればワールドカップの方も非課税にするというような話が出てくるかも知れません。