ゴルフと税金 (1)ゴルフ場利用税

posted by 2016.11.14

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 ゴルフは税金と縁の深いスポーツです。
税金の世界では「お金持ちの娯楽」という扱いを受けており、プレーする度に税金を取られたり、交際費でも特別扱いです。

 毎年この時期になると年末の税制改正大綱に向けて「ゴルフ場利用税」の廃止の話題が出ます。
今回はこの「ゴルフ場利用税」を取り上げてみます。

 

① 納税の流れ

プレーヤー⇒ゴルフ場⇒都道府県⇒7割を市町村へ

 

② 税率

都道府県によって異なりますが標準税率が1日800円、上限1200円
ゴルフ場の規模や料金で等級が分かれており、平均では668円です。

 

③ 非課税

18歳未満、70歳以上、障害者、国体、教育活動などは非課税。

 

④ 廃止の議論

<廃止派>

・そもそもスポーツに課税するのはおかしい。
・オリンピックの正式競技にもなっている。
・消費税との二重課税になっている。
・廃止すればゴルフ人口が増える。

<維持派>

・自治体の貴重な財源(税収の3割を占める町もあり)。
・ゴルフ場周辺の道路整備や環境対策の財源として重要。
・贅沢税なのだから残すべき。議員が行きたいから廃止したいのでは。

 

さて今年の税制改正ではどうなるのでしょうか。