もうすぐお盆で世間は休み前の雰囲気がありますが、今日から3日間は税理士を目指す人にとって年に一度の大勝負、税理士試験です。
長年8月1周目のPL花火の頃が試験で、去年はお盆のあと、そして今年はお盆前と目まぐるしく時期が動くので受験生の方は大変だろうなと思います。
全国15か所で44044人が受験予定。
近畿圏では立命館大阪いばらきキャンパスと同志社大学京田辺キャンパスが会場です。
受験者数の44044人というのは去年より6.5%減っていて2年前と比べると6000人近く減ってます。
景気と資格試験は反比例の関係にあり、景気が良くなって就職状況が良くなると受験者は減る傾向にあります。
とは言え狭き門。去年の科目ごとの合格率は8.7%~14.8%、平均で13.8%です。
合格率は科目や年によって変動するので運の要素も絡んできます。
科目は全部で9科目あり、5科目揃えればアガリです。
① 簿記論
② 財務諸表論
③ 所得税法
④ 法人税法
⑤ 相続税法
⑥ 消費税法または酒税法
⑦ 国税徴収法
⑧ 住民税または事業税
⑨ 固定資産税
このうち①簿記論と②財務諸表論は必須。
③所得税法と④法人税法はどちらか1つを必ず選択。
⑥と⑧が「または」となっているのはボリュームが少ない科目なのでどちらか1つしか選べなくなっています。
実務を考えると相続税に関わる民法とか、会計ソフトの使い方なんかも必要な気もしますが税理士試験は保守的なので当分変わることはなさそうです。
5科目同時に合格する必要はなく1科目ずつ積み重ねていけばOKです。期限もありません。
1科目ずつでいいため、働きながら専門学校に通って受験する人も多いです。
一度に全科目合格する強者も年に数人いますが、平均では8年かかります。
今日から3日間も猛暑になりそうですが体調に気をつけて受験生の皆さん頑張って下さい!!