昨日付けで国内初のステーブルコイン「JPYC」の発行が開始されました。
ステーブルコインとはブロックチェーンを基盤にした新しいデジタルマネーです。
と言われても分かりにくいですが、既存のお金や電子マネーと何が異なるのでしょうか。
<メリット>
・ドルや円などの法定通貨に連動するのでビットコインのように急激に変動しない。
・銀行を介さないので送金や決済が迅速かつ低コスト
・24時間365日利用可能
・銀行口座がなくても利用できて、加盟店の縛りもない
<デメリット>
・ハッキングやサイバー攻撃のリスク
・法整備が不十分で国によっても規制が異なる
・裏付け資産の信頼性に依存するので発行体の財務状況が悪化すると価格が急落する
<税金>
他の暗号資産と同様に、利益が出れば「雑所得」として総合課税されます。
雑所得なので損失が出ても他の所得との損益通算はできません。
ただ今回発行されるステーブルコインは円との連動で「1JPYC=1円」なので基本的には所得は発生しないと考えられます。
ステーブルコインは世界的には発行額が42兆円に達しており、クレジットカード大手の決済額を上回る規模となっています。
日本でも今年度内にメガバンクが発行を予定しており、どの程度普及していくのか、どのステーブルコインが主導権を握るかなど今後の動向が注目されます。


