前回の続きでe-TAXにおける添付書類のPDF提出について見ていきます。
<e-TAX推進の取り組み>
・カラーのみから白黒での提出も可能に(令和7年4月~)
・PDF形式のみ→JPEG形式での提出も可能に(令和10年1月~)
・データ容量の上限14MB→100MB(令和10年1月~)
JPEGが可能になるということは写真撮影でOKなので従来より添付が楽になります。
データ容量については現状少なすぎて不便でしたが、100MBと普通に使えるレベルに拡大されます。
<PDF添付の注意点>
① 基本
・解像度は200dpi相当以上
・白色から黒色までの階調が256階調(いわゆるグレースケール)以上
・目視により内容の確認が可能
・パスワードを設定しない
② データ容量
・1送信当たりのデータ容量は最大14MB、ファイル数は最大136ファイル
・最大11回の送信が可能
③ 添付可能な書類
何でもPDF添付できるわけではなく、限定されています。
国税庁HPの「イメージデータで送信可能な手続検索」というコーナーで、検索できて、1011件が登録されています。
数が多すぎるので要点をまとめると次の通りです。
・PDFで提出できるのはあくまで添付書類
・e-TAXソフトで作成できるもの(XMLファイル)はPDF添付不可
・申告書、決算書、内訳明細、更正の請求などはPDF添付不可
・提出不可のものをPDF添付した場合は無効になります。実務上はいきなり罰金とまで厳しくはありませんが紙での再提出を依頼されます。


