昨日の続きでe-TAXマイページのバージョンアップについて見ていきます。
e-TAXのマイページを開くと各種届出情報が見れるようになっています。
ただし、従来は納税者本人しか見れず、使いづらい部分がありました。
今回のバージョンアップで税理士も各種届出情報を見られるようになり、一々税務署に問い合わせしなくても必要な手続きを判断できるようになります。
<マイページで確認できる内容>
① 各税目
・所得税:青白区分、予定納税額等
・法人税:青白区分、中間申告税額、延長特例有無等
・消費税(個人):簡易課税選択、期間特例選択、課税事業者選択の有無、中間納付税額等
・消費税(法人):期間特例選択、延長特例選択の有無、中間納付税額等
・贈与税:e-TAXで提出した申告情報
② 本人情報
・基本情報:氏名、生年月日、性別、職業、メールアドレス等
・納税関係:還付先口座、振替納税及びダイレクト納付利用金融機関、納税用確認番号等
③ メッセージボックス
・各種お知らせや受信通知
<その他改善点>
・各税目の対象期間:過去1年→過去5年(贈与税は7年)に延長
・メールアドレスの変更が税理士でも可能に
<手続き>
・事前にe-TAX上で委任関係の登録が必要
・税理士のマイページで関与先として登録→納税者のマイページで税理士への情報共有を選択
便利にはなるんですが、法人の場合は消費税の簡易課税が確認できないなど不可解な部分もあり、今度さらに情報公開の充実を図ってもらいたいところです。