代替わりやサービスへの不満など税理士を変更する理由はいろいろありますが、いざ変更するとなると意外にエネルギーが必要です。
理由としては次のような点があります。
・税理士を変えたら税務調査が来そう(※あくまで都市伝説で実際は違います)
・次の税理士を探すのが難しい(能力、相性、料金など)
・次の税理士に一から会社のことを説明しないといけない
・引き継ぎが大変そう(データや資料、特殊事情、各種届出等)
最後の引き継ぎに関して言うと、以前よりは簡単になっています。
以前は会計データ等は税理士にしかないことがありましたが、今は自社で経理処理する会社が多いため、会計データの引き継ぎは不要なケースが多くなりました。
資料に関しては、源泉徴収簿など書類の原本を税理士に預けている場合は回収する必要があります。
各種届出等でまず必要なのは、e-TAX(国税)やeLTAX(地方税)の暗証番号です。
暗証番号がそのままだと前の税理士もずっと見れてしまうので、通常は税理士変更時に暗証番号も変えます。
各種届出等で困るのは過去にどういう届出が出ているのか分からない時です。
特に税理士に「お任せ」で依頼している場合、お客様の方で届出等の状況を把握できていないことがあります。
届出等の提出情報を知る手段として、e-TAXのマイページがあります。
使い勝手は今ひとつだったりしますが、5月末から少しバージョンアップしたので次回見ていきます。