昨日4月23日は所得税の振替納税日でした。
振替納税は個人の所得税や消費税を自動引き落としする制度で次のようなメリットがあります。
・銀行に納付に行かなくていい
・手数料がかからない(カード納付は手数料あり、現金やアプリは手数料なし)
・手続きが簡単(以前は3/15までに紙で提出、今はe-TAXで即日完了)
・申告期限から約1か月納付を先にできる
納付を1か月先にできるのはいいんですが、間が空くことで逆に忘れてしまう可能性もあります。
引き落とし日に残高が足りない場合には当然引き落としができません。
クレジットカードの引き落としであれば、数日後に自動的に再引き落とししてくれたりしますが、税務署はそこまで親切ではありません。
その場合、単純に”滞納”していることになってしまいます。
延滞税については4月23日が基準ではなく、本来の納期限である3月15日(消費税は3月31日)が基準になります。
延滞税の率は納期限から2か月以内は2.4%、それ以降は8.7%となっています(令和7年の場合)。
5月15日まではまだ低いですが、それを過ぎるととんでもない率になるため、引き落としできなかった場合は早めに納付するようにしましょう。
納付の方法については、納付書を作成して銀行や税務署で現金納付する、クレジットカードやアプリで納付する、というのが簡単かつすぐ対応できる方法となります。
なお、消費税の振替納税日はGWの真っ只中の4月30日(水)です。
所得税以上に高額になるケースも多いため、残高がちゃんとあるか連休前に確認しておきましょう。