定年退職した場合、健康保険には次のような選択肢がありますが、どれが負担が少ないのでしょうか。
・任意継続
・国民健康保険
・扶養に入る
・社会保険
1.任意継続
① 加入内容
・健康保険のみ
・国民年金は60歳以上なら不要(任意加入は条件付きで可能)
② 保険料
・会社の半額負担がなくなり、全額負担
・最高月額報酬は32万円(協会けんぽ大阪、65歳なら月32,768円)
2.国民健康保険
① 加入内容
・健康保険のみ
・国民年金は60歳以上なら不要(任意加入は条件付きで可能)
② 保険料
・前年の所得(退職直前)で保険料を計算
・市役所のサイト等で計算可能(例:大阪市、年収500万円、妻パート103万円なら年間約60万円)
3.扶養に入る
① 加入内容
・親族の社会保険の扶養家族として加入
・通常は年収130万円未満、60歳以上又は障がい者であれば年収180万円未満で加入可能
② 保険料
・0円
4.社会保険
① 加入内容
・再就職または会社設立した場合に社会保険に加入
・70歳になるまで厚生年金も必要
② 保険料
・月額報酬次第
・月20万円、協会けんぽ大阪なら月28,540円(会社設立の場合は同額会社負担も実質自分)
選択肢が多いので悩ましいところですが、まずが定年後のライフスタイルを考えてその上で収入に応じてシミュレーションしてみるのが良さそうです。