住宅ローン控除と調書方式

posted by 2025.02.18

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 昨日から本格的に確定申告がスタートしました。

 去年にマイホームを買った方は1年目の確定申告が必要です。
普段確定申告しない方は何から手をつけていいか悩むところかと思いますので、住宅ローン控除の基本的な流れについて見ていきます。

 

1.申告時期

・原則:翌年1月1日~3月15日

・期限後:翌年1月1日から5年以内

 給与所得のみで確定申告をしていない場合には、5年間は遡って住宅ローン控除を使えますが、他の収入や医療費控除など何らかの申告をしている場合には原則通り購入翌年の3月15日までに手続きする必要があります(更正の請求は不可)。

 

2.必要書類

・住宅借入金等特別控除額の計算明細書(国税庁HPからダウンロード)

・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(銀行から昨年末までに郵送)

・不動産の登記簿謄本

・売買契約書や工事請負契約書

・認定長期優良住宅等の証明書(建築業者又は市町村から入手)

 

3.調書方式

 必要書類2つ目の住宅ローンの残高証明ですが、令和6年から銀行が直接税務署に提出する「調書方式」が始まっています。
書類を紛失する心配もなく便利な制度ですが、まだ使える範囲は限定的です。

① 年度

・令和6年以降の居住から

・令和5年以前の居住は従来通り残高証明の提出が必要(初年度は税務署、2年目以降は勤務先へ)

② 金融機関

・令和7年1月時点で57金融機関のみ(令和6年分に限ると22金融機関)

・大手はみずほ銀行のみで地銀や信用金庫が多い。

③ 準備

・金融機関に「住宅ローン控除の適用申請書」を提出(マイナンバーの記入必要)

④ 申告

・マイナポータル連携によりローンに関する情報を取得

・マイナポータル連携+国税庁e-Taxソフトの組み合わせなら自動入力可能

 なお、マイナポータル連携以外に情報の取得方法がないため、マイナポータル連携を使わない場合は、手元の返済表などで残高を把握して控除額を計算する必要があります。